答え:Dのコインが軽い。

解き方:左右それぞれ4つずつのコインを置いて、3回計ったところ、いずれもどちらかに傾いたということは、それぞれの計測で除外されている4枚はいずれも本物であり、3回の計測に共通して使用されているコインが偽物だということになります。するとABCEGIJKLは本物でDFHの中に偽物があることがわかります。ここで本物のABCEGIJKLをすべてXに置き換えると、1回目の計測ではXXXD<XXFH、2回目の計測ではXXDH<XXXF、3回目の計測ではXXXH>XXDFとなります。つまり1回目の計測からは、「Dのコインが軽いかあるいはFとHのいずれかが重い《ことがわかります。2回目の計測からは「DかHのコインが軽いかFのコインが重い《ことがわかります。3回目の計測からは「Hのコインが重いかDとFのコインのいずれかが軽い《ことがわかります。Fのコインが重いと考えると1回目と2回目の結果には合いますが、3回目の結果と矛盾します。同様にHのコインが重いと考えると1回目と3回目の結果には合いますが、2回目の結果と矛盾します。したがって3つの中で唯一矛盾が生じないのは「Dのコインが軽い《場合のみとわかります。