【解き方1】やみくもに数字を入れていっても時間をかければ解けますが、それはあまりスマートな解き方とは言えません。最初に一番大きな数字の7をどこに置くかを考えると解きやすいです。1と7を合わせると8になるので、4つの数を合計して13にするためには、同じ葉っぱに入る他の数字は2と3の組み合わせ1種類しかありません。したがって7は他の葉と重なる位置に置くことができないことがわかります。すると2と3が内側に配置されますので、残りの葉は1と2と「4,5,6《のうち2つの数字を使って13にする葉と、1と3と「4,5,6《のうち2つの数字を使って13にする葉になります。必然的に「1と2と4と6」の葉と「1と3と4と5」の葉となりますので、4が両方に重なるように配置します。

【解き方2】1から7のうち4つの数を足して13になる場合は、「1,2,3,7《「1,2,4,6《「1,3,4,5《の3種類しかありません。これをそれぞれの3つの葉に配置すれば良いので、1回しか使われない7,6,5を外側に、2回ずつ使われる2,3,4をその内側になるように配置します。

【解き方3】一つの葉の合計は13なので、三つの葉の合計は39になります。使って良い数字は2から7までと1なので、この合計は1+2+3+4+5+6+7=28ですが、中央の1が余分に2回使われ、そのまわりのB、C、Eが余分に1回ずつ使われているので、39-28=11の差が生じています。この差の11は、余分に使われているB+C+E+1+1=11となるので、B+C+E=9になります。(B、C、E)は異なる2から7までの数字なので、(B、C、E)の組み合わせは(2、3、4)だけです(順上同)。あとは一つの葉の合計が13になるように計算すればよいので、(B、C、E)=(2、3、4)ならば、それに対応して(A、D、F)=(7、6、5)になります。

【解き方4】一つの葉の合計は13なので、
A+B+C+1=13 …… (1)
D+B+E+1=13 …… (2)
F+E+C+1=13 …… (3)
(1),(2),(3)を合計すると
A+2B+2C+D+2E+F+3=39
A+2B+2C+D+2E+F=36 …… (4)
AからFは2から7までの異なった数字なので
A+B+C+D+E+F=2+3+4+5+6+7=27 …… (5)
(4)から(5)を引くと
B+C+E=9
となります。
(B、C、E)は異なる数字なので、この3つの数は(2、3、4)(順上同)。あとは一つの葉の合計が13になるように計算すればよいので、(B、C、E)=(2、3、4)ならば、それに対応して(A、D、F)=(7、6、5)になります。

このように、同じ問題を解くにしてもたくさんの方法が考えられます。かたばみ塾では、公式や一つの解き方だけにこだわりません。考える力を身につけ、意味を理解して問題を解くように指導するので、様々な解法で答えが出せるようになります。


さらに挑戦!
解き方がわかった人は、今度は3つの葉の合計が19になる場合を考えてみましょう。